コンピュータ・IT

最も資格数が多い分野

PAK86_codeing20140517500コンピュータやITに関連する分野においては、非常に「認定」や「資格」が多数存在しています。
そのため実際にコンピューター・IT関連の仕事をしている人の名刺などを見ると、ぎっしりと認定や資格が記載されているということもよくあります。
なぜそのような大量の認定・資格が存在しているかというと、それはこの分野が高度な専門性を持ち、かつ技術の入れ替わりが激しいということを示しています。

就職や転職をするときに何らかの資格や認定をとったとしても、それが一生効力を持つということはまずほとんどなく、短い時には1~2年のうちに陳腐化してしまうということもあるのです。
コンピューター・IT関連の業務で仕事をしていきたいと思うなら、まずこの「一生勉強」という姿勢は忘れずにしておきたいところです。

資格取得時には有効範囲に注意

コンピューター・IT関連の認定・資格の特徴になっているのが、それぞれの有効範囲が明確に定められているということです。
例えばIT関連の仕事ではおなじみの「プロジェクトマネージャー」という仕事ですが、この認定資格としては「プロジェクトマネージャー試験」の他「ITサービスマネージャー」や「PMP試験」といった非常にニュアンスの似たものがたくさんあります。
名称だけを見るとどれを取得しても実際の業務に関係ないように見えますが、実際に業務を行う現場においてはどの資格を取得しているかが重要視されることもあります。

主催する団体によって資格・認定の効力は変化します

一見同じように見える情報系の資格も、それを主催している団体が日本国内だけの活動団体であるか、もしくは世界的に支部のあるグローバル団体であるかによってその資格・認定の知名度が異なってきます。
国内のプロジェクトやインフラ整備のためなら国内団体認定の資格でも十分ですし、その方が知名度があるということもあります。

ですがその業務が海外との連携を必要とする場合には、国内認定資格では自分のスキルを十分に証明することができなかったりします。
なので、これからコンピューター・IT系の資格を取得するときには資格を主催する団体がどのような規模や活動範囲であるかといったことにも十分留意しておく必要があります。

一般的な職種にも有利なコンピューター・IT資格

一方でそうした専門的なIT業務でなく、一般向けに認定を行っている資格もいくつかあります。
今やどのような仕事をしていくにしても、職場にパソコンやその他のIT機器が置かれているのは常識化しているので、それらを操作することができる基本的な技能があることを証明する資格は、就職において大きな強みになります。
コンピューター・IT系の資格を習得するなら、どのような業務でどのくらいITに踏み込んだ使用がされるかというところで必要なものを選別するのがよい方法と言えます。

【コンピューター・ITの資格一覧】
MOS
ITパスポート
日商PC検定