ビジネス能力検定(B検)ジョブパス

ビジネス能力検定(B検)ジョブパスに必要なスキル

一般社団法人職業教育・キャリア教育財団が実施するビジネス能力検定(B検)ジョブパスは、社会人に必要な能力を評価する試験です。ビジネスの基礎・基本を問われる試験のため、さまざまな職種・業種の人を対象としています。

検定合格に求められるスキルは、基本のビジネススキルやビジネスマナーはもとより、税金や法律など幅広い分野の知識と多種多様。中堅社員向けに習得したい問題発見力やコミュニケーションスキル、提案力といった能力も測れるのがこの検定の大きな魅力です。

資格を取得することでできる仕事内容

一般的なビジネススキルを取得できる検定のため、あらゆる仕事や部署で役立つ資格です。とりわけ、営業職や企画、生産管理に携わる仕事をする人には、とても重宝する検定でしょう。

ちなみにビジネス能力検定(B検)ジョブパスは、3級から1級までの3段階に分かれているのが大きな特徴で、1級は、論理的思考や表現技法、取引先との交渉といったスキルが求められています。
そのため、商社マンやメーカー業界、マネジメント能力が求められる仕事に関わる人は、仕事に大いに役立つでしょう。

試験概要・難易度

文部科学省が後援しているビジネス能力検定(B検)ジョブパスは、3級から1級のうち、希望の級から受験可能です。
令和4年度前期のデータによると、全受験者の約8割が3級を受験しており、3級の合格率は73.2%とわりかし高い結果となっています。

2・3級の試験日程は7月と12月、1級は9月と2月のどちらも年2回実施です。試験時間は3級は60分に対し、2級・1級は90分。
受験料は3級3,000円、2級4,200円、1級は8,500円と少し高めです。ちなみに1級の受験料に関して、2級合格者が1年以内に1級を受験する場合は、1回限り5,500円となります。

合格に向けての勉強法・コツ

公式テキストと問題集が出ているため、それらを購入して繰り返し勉強しましょう。通学・通勤に公共交通機関を利用している人は、そのスキマ時間を使って勉強にあてるのがおすすめです。

勉強できる空間づくりも大切です。一人暮らしや学生マンションに住んでいる大学生で、ワンルームや1Kの部屋で勉強を確保する場合は、寝室と勉強スペースを棚やパーテーションで区切りましょう。ロフトベッドを利用している人は、その下にあるスペースにデスクを置くと簡単に勉強スペースを確保できます。

社会人の場合は、図書館やレンタルスペースを利用するのがおすすめです。時間ごとの利用なレンタルスペースの場合、「1時間は集中して勉強する!」とメリハリを持って勉強できます。