日本語教師

日本で働きたい外国人に対して文化・語学・歴史・風習などを教える人の要請が急務となっています。少子高齢化で人手不足の日本は、移民政策に舵を切りました。移民と本来住んでいる日本人の架け橋をする職業があります。それは日本語教師です。ここでは日本語教師の特徴や仕事内容、日本語教師になる方法、日本語教師の求人状況を調査・紹介しております。

日本語教師とは

日本語は世界でも難しい語学として知られています。日本人なら幼少期から過ごしているので、母国語として自然に身につきますが、外国人にとって日本語は未知の言語といっても過言ではないでしょう。

日本語教師は母国語が日本語以外の人たちに対して、日本語を教える仕事です。学習者は留学生、移民、日本で仕事をしている外国人です。さまざまなニーズにこたえなければならない日本語教師は、習得レベル、国籍、年齢、日本語を学ぶ目的もちがう外国人に日本語を教えなくてはなりません。そのため、学習者それぞれに対して、適切な教材を用意し、日本語を教えるガイド役として学習をリードしていきます。

また、日本語教師は、ただ日本語を教えるだけではありません。日本独特の生活習慣、文化構造、日本人の価値観などを伝えます。しかし、それが一方的になってしまうと学習者のやる気がそがれてしまいます。そのため、学習者の国の生活習慣や価値観も尊重しながら、日本の文化を教える必要があります。そのため、日本語教師は胆力を必要とする職業であり、だれもができる仕事ではありません。

日本語教師は、日本語を話したり書き取りをしたい外国人のニーズや学習目的、現在の日本語レベルを把握する必要があります。それは、学習に使える時間、教える項目を外国人学習者に対して合わせ、決めるためです。

日本語教師は就職すると教育機関で、45~90分を一コマとします。複数担当する場合もありますが最初は、午前・午後一コマずつ授業をするでしょう。

日本語教師になる方法

日本語教師になるには特に資格は必要ありません。日本語がちゃんと理解できていれば日本語教師を目指せます。ただ、日本語を教えるにはさまざまな専門知識が必要になってきます。例えば、日本の社会構造、日本人の心理学、教育システムなどの知識が必要です。

日本語教師の求人状況

常勤で働いている日本語教師は全体の11.5パーセントにすぎません。ほとんどの日本語教師はボランティア、または非常勤講師として働いています。日本語教師は、業務の専門性や難易度に対して恵まれているとは言えません。しかし、人気の講師になるとコマ数が増えたり、常勤講師になったりするようです。