行政書士

「街の法律家」としての仕事

行政書士の仕事を一言で表すものとして「街の法律家」という言い方がよく使われています。握手
行政書士の主な業務は、個人や企業が官公庁など必要な自治体や行政組織に対して提出をしなくてはいけない書類を作成することです。
提出する書類としては役所などの他、警察署や消防署、保健所などへのものも含まれており、それらを一括して代行するということとなっています。

参考:一般財団法人 行政書士試験研究センター

排他的業務を行うことができます

これらの書類は提出をする個人が自分で作成してもよいのですが、中には法律に関する専門的知識がなければ正しく作成をすることができなかったり、添付書類をそれぞれ別の部署から取り寄せをしなくてはいけなかったりします。
そうしたときにあらかじめ知識を持った行政書士が代行することで大幅に手間や時間を省くことができます。
なおこの書類作成業務は行政書士やその他の上位資格にあたる専門的な法律関連の資格を所有しない人はやってはいけないこととなっています。

他の法律資格の入り口としても知られています

行政書士の資格に合格をするためには、現行の国内法を網羅的に学習しなくてはいけません。
試験科目としては、憲法・民法・行政法・商法・基礎法学がありますが、その他にも一般教養として政治や経済などについても問われ、大変広い試験範囲となっています。

そのため試験の難易度は大変高くなっており、毎年合格者は約6~7%と大変低いものとなっています。
ただ、これは他の法律系の資格である司法書士や税理士に比べれば高い数字となっているので、それら超難関資格を受ける前の入り口として使用されることもあります。
資格を得ることで独立開業もできる仕事なので、キャリアアップのためにはぜひ目指してもらいたい資格の1つです。