チャイルドマインダー

家庭で保育を行うプロフェッショナル

子どもの保育や教育を行う仕事というものには、いくつかのタイプがあります。
代表的なものとしては保育園や幼稚園などがありますし、子どもを預かるベビーシッターという仕事もあります。
そのうちの1つに、チャイルドマインダーという仕事があり、日本においても浸透しつつあります。

（参考記事）
チャイルドマインダー|ウィキペディア

このチャイルドマインダーという仕事は、イギリスの保育システムから来ているもので、少人数の子どもを保育するのが特徴で、家庭的な保育という概念があります。
保育園などでは、10人や20人という単位で子どもを預かる集団保育ですが、チャイルドマインダーでは、年齢によって2人から4人までの子どもしか保育を行わず、より小さいグループでのケアを特徴としています。

チャイルドマインダーのメリットは大きい

チャイルドマインダーの方式で保育を行うには、いろいろなメリットがあります。
少人数でのケアとなりますので、より一人一人の子どもに合ったケアや教育を与えることができます。
また、家庭的な雰囲気の中で、よく見知った人たちの間でケアがなされますので、チャイルドマインダーと子ども、そしてその親たちの間に強固な信頼関係が生まれるというのも、大きな利点と言えるでしょう。

チャイルドマインダーとして働く側としても、それぞれのライフスタイルに合った働き方ができることや、年齢を重ねても続けやすいというメリットがあります。
自身が子育てを経験するようになったとしても、無理なく続けられる仕事内容や就業のシステムがあります。
さらに、自分の経験を仕事に活かしやすいので、より成熟したプロフェッショナルとして仕事のレベルを上げていけるという面も持っています。

チャイルドマインダーとして働くには

チャイルドマインダーは、保育士のような国家資格はありません。
しかし、民間団体による民間資格が設けられていて、そのスキルを証明するのにもってこいです。

複数のスクールで養成講座を行っていますので、こうしたスクールを活用するのも良いでしょう。
資格を持っていると、この仕事を始めるのに大変有利ですし、親御さんたちも安心して子どもを預けることができます。

チャイルドマインダー事業を行っている会社は多くないので、あまり一般的ではありませんが、都市部を中心に少数ながら派遣業務を行っているところがありますので、登録することで仕事を紹介してもらえます。
また、個人で開業することが多い仕事ですので、自分が持つ資格や経験などを活かして、個人開業するという道もあります。
より自分のペースで働ける仕事ですので、メリットが大きいと言えるでしょう。