ホームヘルパー

社会的なニーズが高まっている仕事

高齢化がますます進んでいる日本において、介護に関わる仕事の重要性が増しています。老人
介護関連の仕事にはいろいろなものがありますが、そのうちの1つがこのホームヘルパーです。
地域に住む高齢者の方々の介護を行い、生活の質を上げる手助けをするとともに、要介護者のご家族の負担を軽減する、要介護者とそのご家族の生活の質を向上させるなど、果たす役割は大きなものがあります。

介護を必要とする高齢者の方の数が多くなっている割には、介護を行う人たちの数がいまだ少ない状況が見られますので、人材不足が深刻になっています。
国としても雇用条件を向上させるなどの方針を採っていて、ある程度手厚い条件で仕事ができるという魅力があります。
また、なにより介護という面で人の役に立てるというやりがいや満足感を味わえる、人生を豊かにしてくれる仕事でもあると言えるでしょう。

ホームヘルパーになるためには

介護の仕事を行うには、特に必要な資格というものはありませんので、誰でも業務を行うことができます。
しかし、介護に関するしっかりとした知識や技術を持っていることを証明するために、いくつかの資格が存在しています。
その代表的なものが、正式名称で訪問介護員と呼ばれるホームヘルパーの資格です。

(参考記事)
ホームヘルパーの資格と就職|全国ホームヘルパー協議会

この資格を取るためには、指定された養成講座を取る必要があります。
全国各地に養成を行える施設がありますので、最寄りのところを探してみると良いでしょう。

養成講座は座学と実技演習が組み合わさったもので、トータルで130時間ほどになります。
介護に関する法律的な知識や、介護を行う上での基礎的な医療・看護知識、家族への対応など、幅広い内容を学ぶことができます。
また、演習では生活介助をどのように行えるか、寝たきりの高齢者をどのようにケアできるかなど、実践的な技術を習得することができます。

ホームヘルパーの就職先

ホームヘルパーの就職先としては、やはり訪問介護を行う介護事業者となるのが一般的です。
全国展開しているような大きな事業者もいますし、地域密着型の小規模な経営を行っているところもあります。

事業者によって、介護のやり方や雇用形態、給与や休日などの条件はかなり異なりますので、逐一確認して自分に合ったところをじっくり探すのが肝心です。
いわゆる正社員としての雇用というよりは、パートタイムの仕事やスポット勤務的な募集をかけているところが多いですので、それぞれのスタイルに合った仕事ができるのが特徴です。

ホームヘルパーとして仕事を続けていると、介護福祉士の資格を取ることができるようになりますし、介護の世界でより活躍することができます。