介護事務管理士
介護事務管理士の主な仕事内容
介護事務管理士は福祉関連事務や介護請求事務に携わる仕事です。
介護事務管理士の職場としては特別養護老人ホームや老人保健施設といった入所型の介護施設が多いですが、他にもヘルパーステーションや訪問看護ステーション、デイサービスセンターといった訪問型の施設でも管理業務を行っていきます。
現在介護や福祉に関する施設は数多く作られており、その形態もさまざまです。
そうした介護と福祉の現場全般で必要となる事務処理を担当していくのが介護事務管理士となります。
介護事務管理士としての仕事のメインとなるのが介護報酬請求のための仕事で、その他にも受付や施設内の清掃などといった管理作業全般を担当することもよくあります。
介護事務管理士になるには
介護事務管理士は介護福祉士などのような国家資格ではなく民間の団体によって実施されている技能資格です。
介護事務管理士とよく似た資格として「ケアクラーク」というものもあります。
民間団体が主催する資格は数多くありますが、どこまでの業務を試験範囲とするかは試験によって少しずつ異なっています。
介護事務管理士は技能認定振興協会によって主催されており、業務で最も重要になる介護報酬請求のための知識を重点的に学習していきます。
「ケアクラーク」の場合には介護報酬請求業務の他にも介護の現場で必要となる福祉論や心理面、さらに人間関係についての問題も含まれてきます。
ですので介護事務管理士は必要な専門知識に絞り込んだ学習をしていくことができる手軽な資格であるといえます。
試験は年6回開催されており受検に際して特に受験資格が必要ということもありませんので、現在転職活動中や育休中といった人が取得することもすすめられます。
介護事務管理士に向いている人
介護事務管理士の資格受験者の中心は30代で、特に女性が多いことに特徴があります。
これは通常の事務職よりも専門的な知識を備えることでより就職に有利になることを狙ってのことで、実際の現場でも比較的年齢の高い女性が中心になって活動しています。
技能を生かして就職をすることで長く勤務をすることができますし、一般的な介護職とくらべて比較的拘束時間が短くて済むというところにメリットが有ります。