サービス接遇検定について

「サービス接遇検定」取得に必要なスキル

「サービス接遇検定」とは、通信講座の大手ユーキャンが実施している、サービス業をしていくときに役立つ心構えや顧客への対応をまとめた試験です。

接客についてのマナーは現場任せにされているところも多く、個人で能力が大きく異なることも珍しくありません。
そこで「サービス接遇検定」では、サービスに対する基本的な考え方やコツを学習することで未経験な人でも接客についてを知ることができたり、既に従事している人がワンランク上の接客を目指していくことができます。

この検定は平成27年度にはすべての級をあわせて約5万人が受験しており、人気の高い資格講座です。

個人で受講をしていることもありますが、企業が導入しているケースも多く、実践にすぐに役立つ接客技術を学習できる資格として利用されています。
単なるマナーや言葉遣いというところにとどまらず、顧客心理や立ち居振る舞い全体についてまで学習範囲となっているところが大きな特徴です。

資格を取得することでできる仕事内容

サービス接遇検定は業種や業態を選ばず、幅広い社会活動に役立つ資格となっています。

特に便利なのが小売店や飲食店などで、他にもホテルや金融、運送、医療、介護、観光、美容といった多くのサービス業で、同じように習った技能を使用していくことが可能です。
それまでただなんとなく言われたとおりにやっていた接客が、講座を受講することでそれぞれの行動の意味を意識することができるようになるので、より高度な接客を目指していくことができます。

検定では3級~1級までの準1級を含む4段階が設置されているので、初学者からプロまで自分のレベルに合わせて受講をすることができるというのも便利な点です。

なお3・2級までは筆記試験によって判定をされますが、準1級からは面接によりリアルな接客や販売のシーンを審査してもらいます。
このときの審査対象となるのは話し方や行動だけでなく表情などの態度も含まれるので、かなり真剣に取り組む必要があるでしょう。

机上学習だけではない検定であることから、より実務に近い形で技能を習得できるというのが嬉しいところです。

試験概要・難易度

「サービス接遇検定」はユーキャンのWebサイト、もしくは資料請求したときに付属してくるはがきなどから申し込みをすることができます。
費用は講座1つあたり分割払い2980円×12回払い(税込み)で、送料負担はありません。

申込みをすることで毎月テキストが送付されてきますので、その内容を学習したのち、課題を提出することで最終的に資格取得が可能となります。
講座をすべて修了したところで試験を受けることができるようになっており、試験は毎年2回開催されています。